ジャニーズ事務所の件は、日本のテレビ局と大手新聞も全くの共犯。視聴率を稼ぐためなら、他人の人生がどうなろうとも構わない。いや、悪意はなく、単なるジャニー氏への忖度だった、とか、もうわけがわからない。
ただ、そこにあるのが、安倍政権したで、首相に忖度して、エリート官僚らが、良心のある公務員であった赤木氏を死に追いやった構造と一緒。
「集団」への黙従がまるで国教のような日本には、個人としての「善悪」という道徳観は文化的に欠如しているのだろうか、と思うほど。
ビートたけしが「赤信号みんなで渡れば怖くない」って名言を残したけれど、日本社会の問題点をうまく風刺している。「赤信号渡っちゃだけよ!」と一人渡らないと、「わがまま」「和を乱す人」「空気が読めない」「理屈っぽい」「融通がきかない」と嫌われす社会。
良心のある日本人もいるけれど、なんだか迫害される宗教的マイノリティーみたいな感じ。
どうしてこうなってしまったんだろう。