やっとジャニー喜多川氏についてのBBCのドキュメンタリーを観ました。究極的には「喜多川氏を放置してきた日本というシステム」に呆れ返る、という結末。日本国内の価値観のズレぶりにBBC記者が「狂ってる」って呟いている。
最近、欧米で日本について報道されるときに悪い意味での「オドロキののジャパン」ものが多い。日本の民放で、「Youはどうして日本に来たの」ってTV番組があるけれど、羽田空港とかで外国人客に突撃インタビューしたとき、「イェーイ!日本の電車で痴漢しに来ました」とか、「日本のヘンタイ文化サイコー!」とか「日本は性犯罪に甘いので、やってきました!」とか言われたら、どうするのかね。「おもてなし」するの?それとも権力者とそのお友達は何をやってもいいけど、一般の外国人はダメなの?
米国の刑務所では、未成年者相手への性犯罪者って、犯罪者集団の中でも下の下で、ボコボコにされて殺害されることがある。そういえば、今日、米国の女子体操チームの顧問医師の立場を利用して、若い選手に性的な犯罪を繰り返していたLarry Nassarって人が、刑務所で何回も刺されたってニュースになってました。
BBCのドキュメンタリーを観て、ちょっと考え込んじゃってる。米国でいうとハリウッドのキングメーカーのワインスタイン氏みたいな人だったのか、それともエプスタインのような人だったんだろうか。それぞれ、その国の権力構造を反映している。