これ、ほんとにそう。日本社会は冷たい。20年近く前だけど、連合総研から新自由主義の米国社会が如何に問題のあるものか語ってくださいと発表の依頼があった。私は、逆に自由がなく、他人への優しさのない日本の問題を指摘。短いバージョンは朝日新聞にも掲載され、当時ちょっと話題になりました。その頃は、「え?日本って義理人情の社会ですけど?」っていう反応が多かった。

日本人の義理人情って、山下達郎みたいに「義理のある人」の罪や不得は見逃すのが「人情」って意味で、他人に救いの手を出すことではない。日本には、「倫理的に正しいことをする」という普遍的な価値観が欠如しているので、「正義」とか「公正」という概念もない。「人権」感覚が欠如しているのも急遽的には根っこは一緒。私が日本を出ていくことになった理由の一つ。どうしてなんだろう。遠藤周作の『沈黙』のように日本人の精神構造の話なのか、支配階級の操作の成功なのか。

news.yahoo.co.jp/byline/iizuka

とても興味深いです。経済的にきつくなってきて、倫理観よりも損得勘定が勝ってしまう精神状態に社会として全体的になってしまってるのかなあと感覚的に思っていました。「ずるい」という気持ちがよく浮上してくるようなので、「誰が得して誰が損をしているのか」ばかり見てしまうようになったような気がします。おっしゃる通り、公正という概念が抜け落ちているなと。😥

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経済成長期もやはり同じだったので、経済的にキツくなったので、倫理観が退行しているのではないと思います。「正義」もののTVドラマが水戸黄門だったり、大岡越前であったりするのも日本らしいです。日本の宗教史とかを紐解くとヒントがあるのか。専門外だけど、考えてみたいテーマの一つ。

なるほど。そして確かに正義モノのドラマの背景が封建制度ありき(お上が正しいという背景というか)であることは面白いご指摘です。

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