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@toneji さんが書いてらした詩をみて、亡き父が好きだったスペイン語の詩を思い出し、訳してみました。Juan Ramón JiménezのEl Viaje Definitivo (和訳は最後の旅路のようですが、必ず来る旅路という意味。)

....そして私は去って逝く
でも、鳥たちは残り、歌い続け、
私の果樹園も、
その緑の木と白い井戸と共に残り続けるのだろう。

毎日毎日、
空は青く穏やかで、
教会の鐘は今日と同じように鳴り続けるのだろう。
でも、やがて、私を愛してくれていた人たちも死んでいき、
毎年毎年、人々は入れ替わっていくのだろう。
そして、私の果樹園のあの片隅の
花咲く白壁に
私の魂は懐かしくさまようのだろう...

そして私は去って逝く、一人ぼっちで、家もなく、緑の木も白い井戸もなく
青く穏やかな空もないところに...

Juan Ramón Jiménez、懐かしい名前を久しぶりに聞きました。大昔、NHKラジオのスペイン語講座をちょっとかじったことがあって、そのシーズンの入門編のテキストは「プラテーロとわたし」だったのです。スペイン語、今は全然だめなんですけど、Jiménezの飾らない言葉のリズムが好きでした。

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