アメリカの保釈制度が貧困層の黒人に対してどのように機能しているのかを説明する、素晴らしいスレッドです。
洋ドラにもよく出てくる「レイカーズ刑務所」がどのような場所なのか、そこに無実の黒人が収監されることがどんな意味を持つのか、よくわかりました。

hachyderm.io/@mekkaokereke/109 [参照]

日本の代用監獄とはまるで違うヤバさがありますね。

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@taiyo 私はGrand Jury(大陪審員)を五週間務めましたが、米国の司法の問題の大きさを痛感しました。(Grand Juryは被告を起訴するだけの理由があるか、を判定するところ。裁判で有罪否かの判定に関わる陪審員とは異なります。)うちのカウンティーでは機能しているとは言えない状況。法律の内容を理解できない人、元警官で黒人の人に対して強い反感を持つ人、自営業で早く票決を済ませて、帰りたい人などがいて、議論がなく、検察の言う通りに投票する人ばかりでした。しかも薬物や武器についての「所有」という概念が非常に曖昧で、起訴段階では、大陪審員の主観で決まります。ここでも元警官なんかが声を上げて、なんでも所有ってことにします。NY州法では同じ罪を犯しても前科があるともっと重い罪状が課せられるし、そもそも、同じ罪について、刑法状の罰則のレベルが違うだけの同じ罪状を積み上げる方式。このようにする目的は、司法取引へのインセンティブを高め、弁護士を雇って戦えない人たちが、レベルの低い罪状を認めて、法廷まで行かないようにする為。無実を争い難くする仕組みです。どうして貧しい地区に育ったアフリカ系米国人が刑務所にぶち込まれて行くのかが良くわかりました。

紹介いただいたツリーの「クレジットスコアが下がって」の下りで、貧乏人が冤罪で掴まったら人生狂っちゃうんじゃないかしらと陰鬱になりました。お金がある人はさっさと保釈金払って証拠を消す時間の猶予があるから裁判になっても有罪になりにくくなるし…
Grand Juryの司法取引のお話も冤罪を理論上の犯罪にしちゃうということですよね。

昔、Once upon a timeというABC(ディズニー)のドラマで保釈金保証人という職業をしったのですが、実際は利息も相当高いんじゃないんでしょうか…
youtube.com/watch?v=ipCuYqBQgX

大陪審の体験を教えてくださり、ありがとうございます。
この雰囲気は(映画やドラマでは目にしますが)体験した方の声はまた一段と生々しいですね。

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