トランプ登場をもたらしたのが米国の人種差別。Tea Party Movement だって、参加者の多くは「黒人」が大統領になったことを怒るレイシストらでした。トランプも参加のBirther Movementはもっと露骨に差別的。でもなんとお咎めもなく、レイシストらを主流化させ、トランプ登場に繋がった。特にBlack Lives Matter運動のお陰で、大学教育を受けた若い層では白人でも人種問題をはっきり認識している人が増えたけれど、民主党支持者にだって年齢層が上がるとunconscious biasバリバリの人は多いです。そもそもマイノリティーの友人とかがいない人が殆ど。ロンドンとか行くと、色んな人種の同僚らや友人らが一緒にランチしている風景とか普通。当然、英国にもレイシストはいますが、米国の人種差別は構造的。トランプがいなくなっても、警察改革を含む司法改革、住宅ローンから不動産業の改革、選挙制度の改革など大きな社会の仕組みを変えないと解決出来ないほど。自然に解決する問題ではなく、政治が必要なのに、米国政治制度は有権者多数の意見が反映されないようにデザインされている。