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「世界の視え方が変わる本」という言い方があるけど、藤子・F・不二雄「劇画・オバQ」とか近藤ようこ『ヴァージニア』とかジュネ「犯罪少年」とか、読んだときに本当に食事が喉を通らなくなるくらいの衝撃を受けて、「傑作」というような価値判断の審級ではなくて、「こんなものに触れてしまってよかったのだろうか」といううしろめたさを覚えたのを覚えている。読む前の自分に戻ることは許されないという点で、読書はやはり不可逆の体験なのだと思う。

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