「SFマガジン」10月号、「大学SF研座談会」。この記事を読んで、「表れかたはその時代その時代で移ろってゆくけど、根っこの部分はいっしょだね」という感想を抱く方もいると思う(例、はじめに青背からとかではなくサブカルチャーがきっかけになりやすいとか)。自分なんかも高校の頃それこそ『げんしけん』とか、『菫画法』『イリヤの空、UFOの夏』などの文化部もの(あるいはそういう要素を含む作品)に触れて文芸サークルへの羨望をふくらませていた。ただ、個人的にはパンデミックが不可避的に変えてしまった側面のほうに意識がどうしても向いてしまう。変化にとりわけ恵まれている時代にあっては、自分より年下の世代に関する情報は収集できるならそうしたい。