8月の下旬以降は、朝、悲しい気持ちの日が多い。
今朝もそうで、今日は低調な一日になった。
お昼につけたテレビで「I am Sum.」をやってた。つい最後までみてしまった。
ビートルズが、センスいいセリフやバックに流れるリカバー曲で取り入れられてて、弁護士役のミシェル・ファイファーが素敵だった。
とてもハートフルなお話。
主人公のサムは知的障害で7歳の娘を育てている。
行政(裁判所?)からこの先、娘の養育は難しいと判断されて、父と娘は一旦引き離されるが、かかわる人たちの助けと、父娘の情愛のちからでもとの生活を取り戻す。
まわりは皆、行政もサムの味方の人たちも里親さんも、知的障害者のサムを尊重していて、子供であるサムの娘をきちんと保護しようとしてる。
軋轢は、その方法において生じていて、露骨な差別は描かれていない。
そんな映画の中の世界。
現実にはそんなリベラルな人ばかりの世界はないはず。
でも、サムやその娘が露骨で理不尽な扱いにさらされる描き方がされてたら、つらくて最後まで見てなかったような気がする。
よい余韻を残してくれる映画だった。
同時に(自分は)心地よいところだけを消費しちゃってるんだなあとの思い。
朝が悲しい気持ちになるのと関係してるのかも。