学校の授業のせいで嫌いになったもの。私の場合は家庭科だ。特に被服分野。もっと端的に言うとお裁縫だ。ずっとずっと嫌いだった。
それが大人になって着物を好きになってから変わった。
着物を着るには、まず半衿を付けなければならない。最初はイヤイヤだった。でも好きで着たい着物のために縫っていると、針を持つのがだんだん嫌じゃなくなっていった。数年後には和裁教室に通い、着物を仕立てるようになっていた。
学校教育のお陰で大嫌いになっていたものには、他に給食があったな。食べる時間が苦痛で仕方がなかったよ。昭和の学校教育には恨みが深い。