#映画感想
「ネメシス 黄金螺旋の謎」
TVドラマの方は観もしてないし情報仕入れずに行ったら開始早々「え? こんな話だったの? 予告と何か違わね?」
観に行った理由は「監督が好きだったから」なんだけど、監督の入江悠さんは三池崇史さんみたいに「雇われ仕事でもバンバンこなす」人だけど、三池崇史さんと違って「自分が企画した映画は、出来の良し悪しはともかく、この人にしか作れない映画になるけど、雇われ仕事は(表面的には)無難な作り」になる。
で、この映画は後者。
あと入江悠さんの雇われ仕事の場合、個人的には、脚本の外れが多い気がするんだけど(1つの映画の脚本の80%以上はマトモだけど、アカン十数%が俺的には、とことんアカン)、これもその系統。定食頼んだら、飯の味噌汁もメインの料理も小鉢も「すげ〜いい訳じゃないけど合格点」だけど、デザート代りの小さい果物が腐ってたり、食後のコーヒーがクソ不味かったみたいな感じ。残念ながら、これもそう。
とは言え、良く見ると映画の各所にはほのかだけど入江悠っぽさが有り(名画座が重要な場所として使われたり)、素人目には下手したらシン仮面ライダーより金がかかってそうに見える。