二重窓の内側に、寒気の吹き込みを防ぐビニルシートを、窓枠に沿って貼り付けたのだが、ビニルシートが屋内側に向けてパンパンに膨らんでいる。
二重窓とシートの間の空気を押し出して凹ませても、すぐ膨らむので、確実に屋内が陰圧になっていて、二重窓を通して風が吹き込んでいるようだ。陰圧になる理由としては、24時間換気の排気用の換気扇くらいしかないので、換気扇が想像以上に仕事をしているようだ。各部屋の換気口から空気がしっかり流入しているのは、換気扇のおかげなので、当たり前かもしれないが。
そう考えると、24時間換気システムが結露の発生を抑制する理由も納得できる気がした。結局、室内の水蒸気を多く含む暖かい空気が冷たいところに触れるから結露するわけで、冷たい屋外に面した部分、特に窓周辺が外気からの吸気で覆われれば、暖かい空気が接触するのを防いで結露もしにくいということなのだろう。逆に、換気扇の外は結露でべちゃべちゃなのかもしれないけれどw
一方で、この換気扇によって生じる圧力が二重窓を窓枠に押しつけて、窓枠周辺からの寒気の流入を防いでいるようにも思う。実際、二重窓の付近で手をかざしても、寒気が流入しているとはっきり分かる場所はほぼ確認できなかった。
断熱と換気も考え出すと、色々工夫されていて面白い。
このように理解するきっかけとして、会社の方も二重窓になっているのだが、そっちは二重窓に挟まれた中間が結露していて、ちょうど対策を始めたというのがある。
ちゃんと調べていないが、24時間換気システムは付いていなさそうに思う。
どこから室内の空気が内側の二重窓を通って中間部に流れ込んでいるのか良く分からないし、なんなら、窓から寒気が吹き込んで寒いと言っている人もいた。とはいえ、家と比べて内側の二重窓を締めたときの感触は緩い気がしていた。室内が室外と同じ圧力で、窓同士や窓と窓枠の間が密着しておらず、両方向に空気が行き来してしまっているということなのだろうか。