イスラエルに住むキリスト教のアラブ人の家にお邪魔して、彼らの日常生活を紹介している本。

イスラエルの中ではかなりマイノリティーとなる集団に属する人たちではあるが、彼らの生活を知ることで、文化は違えども、家族の関係性なんかは、我々と対して変わらないなぁと親近感を持つ。

パレスチナ問題の政治的な側面や被害ばかりが取り上げられるが、その背後の一般市民の生活を知り、互いに同じ人間だと共感することも大事だと思う。

僕が院生の頃に、この本の筆者が同じ所にいたので、多少面識があり、読んでみました。「たくさんのふしぎ」の中の一冊ということで、子供用で薄い本ではあるけれど、大人でも、彼らの生活に思いを馳せるきっかけになると思う。

ウンム・アーザルのキッチン(たくさんのふしぎ2024年6月号)
amazon.co.jp/dp/B0D2RDYH5M?_en

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筆者は国立民族学博物館の准教授をされており、パレスチナ・イスラエルを中心とした東アラブ地域をフィールドとして文化人類学の研究をされています。

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