ちょっと政治的な話になりますが、我々は主権者だということを、もっと自覚すべきだと思うんですよね。
政治家なんて、所詮は政治の場における我々の駒なんですよ。なのに、政治家の言動に我々が囚われ、一喜一憂するってのはおかしくないですかね。
彼らの言動は我々の個々の発言を背景に力を持つのであって、彼らの発言に我々が賛同して力を持つというのはおかしいんです。そこの微妙な差異を勘違いしてしまうと、民主制といっても実質を伴わないと言って良いのではないでしょうか。
そして、この主権者であるという自覚は、現代社会において、政治に限らず、他分野にも及ぶのではないでしょうか?
例を挙げるなら、著作権という、よく分からない法律も、元を辿れば、無知蒙昧が模倣品を購入することによって、真に芸術を担うものの障害となるから用意されているようなもので、この社会の将来を深く考える主権者であれば、個人の利益を離れ、社会における芸術の将来を考えるパトロンとして振る舞えば必要のないものではないですか?
野菜を買うにせよ、何にせよ、我々は、消費者としてではなく、小さいかもしれないけどパトロンになったと思って、生産者の将来を見据えて購入することが大事なのではないかと思います。