「このことで分かるのは、市民として勇気を出して、公然と声をあげれば、政府の行動を阻止する余地があったということです。ナチスのような政権も国民の感情をとても気にしていたのです」
(優生思想と向き合う 戦時ドイツと現代の日本(2)ハートネット)
https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/405/
「「貧しい人、病人、非生産的な人、いて当たり前だ。私たちは他者から生産的であると認められた時だけ、生きる権利があるというのか。『非生産的な市民』を殺してもいいという原則ができ、実行されるならば、我々が老いて弱った時、我々も殺されるだろう」(フォン・ガーレンの説教より)
そして、行われていることは「恵みの死」ではなく、単なる殺害だと明言します。
ヒトラー政権は、フォン・ガーレンの原稿を没収しようとしました。しかし書き写された言葉は全国のキリスト教団体に郵送され、さらにその複写が一般の市民の手に渡っていたのです。
その結果、ヒトラーは1941年8月24日に「T4作戦」の中止を決めました。」
T4作戦とは、障害者や病人を計画的に殺す作戦。
ちなみに中止後はユダヤ人にターゲットが移ったほか、
中止されたのに「自主的に」医者とかによって続けられてた。(“野生化した殺害”)