フォロー

監督のジョン・ヒューストンてこの後71年に『ロイ・ビーン』撮ってて、こっちは私めちゃくちゃ好きなんですよね、ポール・ニューマン演じるロイ・ビーンはすぐ人撃ったり吊るしたりするけど映画全体はほのぼのしている、という殺伐と温もりが併存する変な映画で。そして20代で見たときには女性表象にストレスがなかった。娘役のジャクリーン・ビセット、父親以上に破天荒で肝が据わった人間として描かれていて、長年会っていなかったロイ・ビーンに笑いかける場面は私の記憶だと父を許す娘というより『ワイルドバンチ』でメキシコ軍にカチコミに行く前のアーネスト・ボーグナインと同じような不敵な笑みを浮かべてて、うかつに「Let’s go」って声かけたら「Why not」って着いてきちゃいそうだからお父さんとして娘に声かけられないよねっていう。あと満を持して登場する、ロイ・ビーンの想い人リリー・ラングトリーを演じるエヴァ・ガードナーの貫禄と気品!これは女性表象が10年で変化したというのもあるだろうし、あと『荒馬と女』はマリリンの当時の夫だったアーサー・ミラーが妻に期待するところが透けて見えて、そりゃ別れるよね……。そして昔の映画の往年のスターと若い女優の組み合わせも今見るとしんどいよね……。

ログインして会話に参加
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。