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『〈人類保管機構全短編1〉スキャナーに生きがいはない』を購入して即読了し、続刊も購入しますが読み切っちゃったら寂しいのでその前に家にある古いSFをどんどん読んでいくことにしました。

昨日『バベル-17』を読み終えて、こんなに胸のすく話なのかと感激。今年のアカデミー賞のあれやこれやの後で読むと、1966年の段階でアジア系の女性がスーパーヒーロー並みの活躍をする展開がとても眩しい。この主人公ってポリアモリーの実践者で、バイセクシャルでもあるんですよね。この先見性!

ディレーニィを読むのは初めてで、難しい言語哲学や思弁を含んだ小説だと思ってちょっと敬遠してたのを後悔している。そしてリドラ・ウォンと愉快な仲間たちの活躍をもっと読みたい…!(『エンパイア・スター』の登場人物が作中に登場してるそうなのでこれも読みたいのだが、古本屋探すしかないのか)

しかし2016年発行の『スキャナーに生きがいはない』と比べて古い文庫本はめちゃくちゃ字が小さいなー! 
手元にあるのが92年の文庫でヤケも結構あって、物理的に読むのが大変だった。次はスタージョンの『時間のかかる彫刻』を読みます。
コードウェイナー・スミスは大切な作家なので、折を見て『スキャナーに生きがいはない』の感想も書いていきたい。

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