BT、漫画のほうだとほぼリアルタイムで読んでた部分でアニメはほぼ見てないんだけど、ワイルドバンチと言われればそうかもしれない……。（ワイルドバンチ、好きすぎて4人並んで歩いてれば道路塞いでる高校生でもブチあがる人間なのでそのたびに気のせいだから落ち着こうと自分を抑えている）

この4人並んで歩く場面は素晴らしく印象的な名場面ですが、私の尊敬する方が「おそらくジョン・スタージェスの『OK牧場の決闘』に対するオマージュでは」と言ってVHSを貸してくれて、確かにクライマックスの決闘前にワイアット・アープとその兄弟、ドク・ホリディ4人が横並びでOK牧場に向かう印象的な場面がある。

『OK牧場の決闘』のドク・ホリディ、ワイアット・アープと死ぬまで共にありたいと願いながらも最終的には袂を分かつことになるんだけど、それを踏まえて『ワイルドバンチ』を見るとパイクと生死を共にできたダッチは幸福だったのではないかと。『ワイルドバンチ』、去年久しぶりにスクリーンで見て、ダッチ役のボーグナインの表情や仕草がほんっとうに繊細で素晴らしいなぁ、と改めて感動しました。初めて見たときからパイクに対する労りに満ちた慕情も女性を盾にする卑劣なとこもソーントンに対する嫉妬心も全部が魅力的で大好き。