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時計仕掛けのオレンジを見終わった 

殺人を犯した非行少年が治療の名のもとに犯罪行為に吐き気を催す洗脳教育を受け、釈放後もリンチに政治的利用にと酷い責苦を受ける風刺映画…らしい。
2001年程ではないにしても高尚な内容で、最後の問いかけからして自分がどこまで理解できているかだいぶ不安になってくる感じあるね。
アレックスは確かに重い罪を犯したわけだが、彼に裁きを下す人間全員が彼と何ら変わらない残忍さで彼を責め立てるし、政治家も結局彼を政争の道具としか思ってないしで嫌な気分になってくる。
自分の事しか考えてなかったアレックスが最後に心底嫌そうな顔をしたのが、結局人間はみんな治療前の自分と大して変わらないと気づいたからとすると「完璧に治ったね」という言葉も非常に皮肉が効いているな。

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