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ベルセリア、「家族を捨てて理想のために突き進む義兄」が率いる正義と「家族を奪い去った義兄への復讐を誓う妹」が率いる悪(こっちが主人公側)が織りなすハートフルARPGだよ
理想世界系ラスボスがよく目指す「平和で停滞した世界」よりも「ありのままで激動する世界」が好きというのもある
終幕のネタバレ
この関係性の何が良かったって、理想を追うアルトリウス、復讐を誓うベルベットも「最初に亡くしたのが妻子ではなく義理の弟妹だったのなら、絶望に染まり切ることなく、本当に世界を救っていただろうに」という共通の認識を持っていて、最後の最後、今際の際になってその認識で再び分かり合う事が出来たというのがもうね……
主人公側が悪の組織なだけあって最終的に世界の秩序はめちゃくちゃになるし、主人公もロクな最期を迎えないんだけど、登場人物全員「自分の心や信条に正直に生きた結果こうなった」という所なので納得度はかなり高いし、生き残った人々がそれでも懸命に生きてゆく希望のある終わり方で好きなんすよね