物理媒体としての本の流通、取次がすでに儲かっていない。ここで大量に出荷することで流通コストを圧縮できていたのが、各地の書店・コンビニ・駅構内で物理本が置かれるスペースが小さくなったため、相対的な流通コストが上がっている。雑誌が売れないのでそれが相対的な流通コストを押し上げ、今後本の単価が高くならざるを得ない。

このへん、amazonが参入しようとしているけど、テック企業というよりロジスティクスの企業といったほうがいい

@tenjuu99 そこから一歩踏み込んで物理媒体としての書籍の出版機能まで担い始めるのか?というのが今の議論だと理解しています。

出版となると、コンテンツ制作のほうまで踏み込むことになるので、現状ではノウハウが違いすぎてむずかしいとはおもいますね。ビジネスになるようなコンテンツ制作、テック系企業が参入を試みて生態系の破壊はあってもなかなか新しいものは見ていない気がしています。

@tenjuu99 そこで、いわゆる原稿の執筆からエディトリアルデザインといった制作コストは本を売りたい個人なり企業なりに担ってもらって、Amazonといった大手プラットフォーム企業が製本および流通を一括して手がけるというモデルに収斂していくのでは、という予測が今有力なのかなと。

小規模ビジネスとしてはそういう形があるのですが、Amazonとしてはたぶんあまり売上のあがるビジネスにはならなそうで(量がつくれないし安定しない、編集の才能の発掘に困難がある)、そうなると、小規模出版で編集する側も、amazonというより小規模流通を目指すのではないかなという気がします。この例が文フリとかで、流通機構がマス向けではなく限られてくるが、小部数はければよい状態を維持する。

@tenjuu99 どちらかと言えばAmazonは、既存のプレイヤーが忌避する理由ともなってきたそういった供給面の不安を一プラットフォームに流通を集約させる量の発想で解消し、そこからビジネスとしての旨みを回収することを考えている気がします。

これ、どうなんでしょうねぇ。売り方も含めて情報商材そっくりで、既存出版における「本を作る」ということとはまた違っていて、本以外のものになりそうな感じはします(情報が売れればいいというか)。アナログ写真とデジタル写真のアナロジーで、書籍という形態そのものが再編成される、と考えれば違うものとして考えれば、なくはない感じもします。

@tenjuu99 そうですねえ。僕も書籍というものの性質が変わっていくだろうという風に見ているところはありますね。デジタルな情報環境とより有機的に結びつくことの象徴としてのAmazonというか。

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