ホラーゲーム感想文
Perception
FPSゲーム
出られない屋敷に囚われている主人公、杖を叩いてエコーロケーションしながら脱出と事実を暴いていくゲーム
見えない事自体は怖さでなく、主人公キャシーもその点を語りながら理解しようとする感受性高く寛容さを喪わないひと
ゲーム性としてヒントやキーアイテム取得の為にエコーロケーションしすぎると、謎の屋敷ゴーストにバレて追いかけられるハイドアンドシークFPSなんだが……
同じ屋敷で死に至った被害者が敵にならないストーリーがとても最高(だいたい殺る気MAXの敵かクリーチャー化してるよね……)
被害者らが「形の見えない悪意としてのゴースト」という敵から、主人公を助けて生かそうとするのはもう何か泣けてくる
追いかけてくるゴーストの正体が明言されないが、被害者らの死に至る経緯が全て「誰かの悪意」という点だからこそ敵もまた「見えない悪意」というホラーであり明言出来ない恐怖の存在なんだなあと
ホラーゲームぐだぐだ文
エイリアンやSci-Fi未来世界など映像を見せる必要に重きを置いてるなら映画や映像作品だなと思うけど、文化背景や歴史背景ありきの「因習・事象」の体験によって変わるものをホラーとして扱うのは難しいなと思う
小説でも言える話だけど、無自覚な作り手の悪意って読み手に伝わってるのでホラー作品ならより丁寧にしたい話でもある
映像作品は体験する事に角度を最初から付けられていて一方的になるのでなかなか理解が難しいのと、ゲームの方がホラー作品に向いてるのは体験が「自分で選んだアクション」なのでプレイヤーによってまるで違う物語になる点
(コントロールフリークすぎるからガタガタ言っているのかもしれない)