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さっき歌番組で特攻を描いた恋愛もの?の映画の主題歌という福山雅治の歌が披露されていたけど、それが「日々の幸せに感謝」みたいな感じで、普通の日本人って本当こういうの好きだよね。
理不尽にNoというでも暴力に抵抗するでも正義を追求するでもなく、「不満や愚痴ばかりでは何も解決しないから今できることを」「日々の小さな幸せに感謝」みたいなの。別に当人が個人的にそう思うだけなら全然良いけど、めっちゃその価値観を押し付けてくるじゃないですか、普通の日本人。

これに関連して思い出したのが韓国在住の方が指摘していた英語版と韓国語版の『民衆の歌』には「奴隷(支配)からの解放」が歌われているけど日本語版ではそれが無いということ。
焦点が(恐らく意図的に)ボカされていて、抽象的であり、最も重大な視点が欠けているので訴求力が弱い。歴史的意義や歌の持つ社会性が極端に軽んじられている。
まあでも日本って官はもちろん民の方も革命とか支配からの解放とか大嫌いそうだし、もし「奴隷(支配)からの解放」が歌われていたら「サヨクソング」みたいな扱いでタブー視すらされていたんじゃないかな。

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