イスラエルは、戦争初期に避難した人々が戻ってくることを妨害している。
イスラエル軍はガザ北部への食糧や支援物資の搬入も妨害。国連機関UNRWAによれば、少なくとも2週間は支援提供ができていない。
爆撃、強制退去、食糧の遮断——イスラエルは、元イスラエル軍将校が提示したある提案を推し進めているのではないかという懸念が語られている。その計画では、ガザ地区の北部3分の1から民間人を退去。その後、地域は閉鎖軍事区域として宣言、食糧や支援を一切遮断。残った民間人は軍事目標と見なすという内容だ。
イスラエル当局はこの計画を否定。だが、すでに「ひそかに」計画が開始されたとの報道もある。
事態が深刻化する中、米国も異例の最後通牒を突き付けた。イスラエルが30日以内にガザ地区の人道的状況を改善しなければ、米国からの軍事支援が危うくなる可能性があると通告したのだ。 国際的な非難の声が高まる中、イスラエルはガザ地区への援助物資トラックの進入を許可したと発表した。
援助物資トラックの北部への進入は50台。だが戦闘開始前のガザ地区への進入許可トラックの1日平均500台という数字に、はるかに及ばない。 北部の人々にとって、イスラエルの攻撃が終わるまでに事態がどれほど悪化するかが心配だ。