メディアとの付き合い方。

気になる記事を見たら、

(1) 記事全文をちゃんと読む(ネット記事のタイトルだけで判断しない)
(2) 複数の媒体、複数の記事をチェックする
(3) 英文の記事、それもなるべく長文の記事を読む(Washington Post、New York Times、Guardianなどは長文記事をよく載せる)
「日本発、日本語情報だけの話題」には慎重な態度で臨む。
(4) 一般むけと専門メディアの両方に目を通す
(5) 自説は保留、まず記事の主張を読む

こうしたプロセスで、自分の中の意見の複数性を確保する。

特に原子力、再エネ、自動車、ジェンダーの話題は情報源の偏りに注意。

賛成派と反対派が争っている事案は、なるべく両者の主張を見る。「争い」や「反対」を無理に避けようとしない。異論は悪ではないが、嘘、ごまかし、故意の無知は悪になりうる。

「中立」や「価値相対主義」には警戒する。悪意のあるなしに関わらず、中立を装いながら間違えている言説は多い。

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追記:大事な話をひとつ追記。
「大手メディア企業は、必ずしもひとつの意見で統一された一枚岩の団体ではない」

例えばNHKや朝日新聞の報道姿勢への批判の声がある。他の例では、日経にはなまじテック業界の記事が載る分、テック系専門家から「分かってない」などと批判されがちだ。

変な報道はときどきあるだろう。だとしても、大きな組織の中には必ず複数の意見があり、腕利きの記者もいる。NHKや朝日や日経ほどの規模であれば、無視できないほど重要な報道を時々出すだろう。面倒くさくても、個別の報道ごとに是非を判断した方がいいと思っている。

もちろん、本当にダメだと思った会社はスルーするのもひとつのやり方だ。自分の持ち時間、余力のなかで、できる範囲でメディアとうまく付き合うのがいいだろう。

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