朝日新聞の記事。
トヨタのプリウスαなど7車種で新たに不正発覚 「ない」一転
https://www.asahi.com/articles/ASS702JKSS70ULFA01QM.html
次の関連記事は興味深い。国交省への取材に基づき、トヨタの主張の問題点をあばいている。
トヨタ会長が主張の「北米基準の1800キロ」 実は06年に廃止
https://digital.asahi.com/articles/ASS703SB3S70UTIL030M.html
"不正があった後面衝突試験で、トヨタの豊田章男会長が「北米基準」と主張していた基準が2006年に廃止されていたことが国土交通省への取材でわかった。"
"6月の会見で豊田会長は「後方からぶつけられた場合の北米基準だと、1800キロの重さを後ろからぶつけなさい。ところが、日本の基準だって1100なんですね」 / トヨタの宮本真志・カスタマーファースト推進本部長もこの会見で、「より厳しい条件の試験」をしていたと繰り返した。"
"だが、1814キロの台車を用いるという米国の基準は06年に廃止され、現在は1361キロという。/ 国交省関係者によると、日本や欧州は小型車が多く、アメリカは大型車が多いなど各国の実情に沿った基準になっており、より重いもので試験をすれば良いというものではないという。"
@AkioHoshi
In the case of Hino, both the development team and the quality testing team misunderstood the diesel exhaust regulations, which led to strange test conditions and insufficient allocation of resources and time.
In the case of Daihatsu, they were psychologically cornered by the extremely short development schedule that required them to absolutely pass the crash test.
In the case of Toyota, they were too confident in the quality of the car and wanted to make unnecessary adjustments.
Although it is simply called "certification fraud," the motives of the three parties are different.
Personally, I found Hino's report the most mentally tough to read. It was a relief that there was no evil like in the VW Group...
"シエンタの後面衝突試験では、試験車両の重量を軽く見せるため、書類には軽くした重量を書く不正も見つかったという。"
感想;
これは、自分勝手な主張を繰り返すトヨタ自動車への国交省からの「意趣返し」の側面もあるだろう。
トヨタ自動車は、不正問題の発覚後も、「国交省の基準より厳しい条件で試験していた」など自己正当化を繰り返し、それを鵜呑みにして報道する自動車専門メディアもあった。
問題の矮小化やメディア工作の前に、問題があるなら解決、改善することを優先するべきだったのではないか。