お題:国連を「嘲笑」するアメリカ。
2001年の911同時多発テロの後、アメリカは「対テロ戦争」を宣言。国連を無視し、「大量破壊兵器」の嘘を口実にイラク戦争に突入。
イラク戦争に先立ち、米国は「ハーグ侵略法」こと米国軍人保護法を制定。ICC: 国際刑事裁判所が米国人を裁くなら軍事行動でも何でもやるぞと威嚇する内容。
2023年10月7日のハマス攻撃の後、イスラエルは国連の非難を無視してガザのジェノサイドを実行、アメリカらもこれを支援。
国際司法裁判所(ICJ)が事実上のジェノサイド認定を下し仮保全措置命令を出すが、イスラエルもアメリカも反発。直後に「12人の職員が攻撃に関与の疑い」を口実にUNRWAの資金を止め、人道支援の壊滅を図る。
アメリカとイスラエルは、国連に対して堂々とケンカを売っている。
感想:アメリカの「対テロ戦争」というドクトリンを国際社会が事実上認めてしまったことは、今に続く大きな禍根を残した。イスラエルのジェノサイドをバイデン大統領は堂々と応援している。「対テロ戦争」だから正統性があると考えているのだ。