11月4日、イーロン・マスク氏は開発を進めてきた対話型AI「Grok」をX/Twitterの有料プランであるPremium+(月額16ドル)向けに近々提供するとツイート。「ユーモアを解し、X/Twitterのリアルタイムデータにアクセスできる」ことが優位性としている。
表の感想:対話型AIは競争が激化している。ChatGPT+やClaude2のような高評価の既存サービスに、短期間で作ったAIが対抗できるだろうか。
裏の感想:マスク氏が考える「ユーモア」や、X/Twitterのリアルタイムデータ活用は、どちらかというとマスク氏のツイートのような脊髄反射系の作文に向いた作りになるのでは、という嫌な予感が。
日経
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN0342R0T01C23A1000000/
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN043SG0U3A101C2000000/
ITmedia
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2311/05/news031.html
一連のマスク氏のツイート。
https://twitter.com/elonmusk/status/1720372289378590892
https://twitter.com/elonmusk/status/1720645900471554146
https://twitter.com/elonmusk/status/1720635518289908042
https://twitter.com/elonmusk/status/1720660977786433810
https://twitter.com/elonmusk/status/1720839331365929290
@AkioHoshi その可能性は極めて高いですね。
イーロン・マスク氏が発表した対話型AIに関する、もうひとつの感想(あるいは懸念)。
ChatGPTのような対話型の生成AIは、「差別発言、不適切発言をしない」「偽情報をなるべく言わない」よう念入りな調整(アライメント)を施されている。
一方、イーロン・マスク氏は以前「言論統制がないAIを作る」との趣旨の発言しており、アライメントが甘いAIを世に出す可能性がある。
今のX/Twitterはヘイトスピーチ&フェイクニュースのお祭り会場と化しているので、X/Twitterに組み込まれたAIが不適切発言を繰り返しても、もはや大勢に影響はないのかもしれないが……