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を受けて。(元ポストは複数の論点を含みますが、いったん離れて自分の感想を記します)

人権(Human Rights)は、倫理と法の言葉で語られる。人権は哲学的な裏付けを持つ堅牢な倫理体系であり法体系(国際人権法)だが、いかんせん平時のルールであり、戦争=安全保障と衝突すると簡単に無視されてしまう。戦時下の人道を守る最低限のルールとして国際人道法があるが、しばしば破られる。

一方、国家安全保障(National Security)は軍事、戦略の言葉で語られる。そこに人権が入り込む隙はない。

人権は「すべての人」を主語に考える倫理。軍事、戦略、安全保障は「敵」と「味方」を戦わせるゲーム。相容れない。

本質的な人権状況の改善を目指すには、国家安全保障と人権、さらに政治を統合した哲学が必要だ。アマルティア・センは、新しい世代がより包括的で堅牢な「正義のアイデア」を構築する希望を語っている。

私たちには新しい「正義のアイデア」が必要だ。目の前の悲劇に間に合わないとしても、私たちよりも後の世代のために。

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