Washington Postの8月15日付け記事。
「イーロン・マスクのX、彼が嫌いなウェブサイトへのトラフィックを制限」
https://www.washingtonpost.com/technology/2023/08/15/twitter-x-links-delayed/
New York Times、ロイター、Bluesky、Facebook、Instagramなどライバル企業のコンテンツへのリンクが開くのを5秒ほど遅らせる遅延措置が入っていた。NY Timesのトラフィックは減少したとの証言も。一方、Washington Post紙、Fox News、MastodonやYouTubeは影響を受けず。
本件の第一報はHacker News。Postの取材によれば遅延措置は8/4に始まった。記事が最初に掲載された数時間後の火曜日の午後、Xは一部のサイトの制限を元に戻し、遅延時間をゼロに戻した。
Washington Postが伝える背景は(続く
@AkioHoshi やはり、一秒でも早いサ終が望まれますね。
Washington Postが伝える背景と経緯は次の通り。
南アフリカの政治集会で、反アパルトヘイトの伝統的な掛け声"kill the Boer "が出た。これをイーロン・マスク氏は「白人の大量虐殺を推進」とツイート。
https://twitter.com/elonmusk/status/1686037774510497792
NY Timesはこの掛け声の文化的背景やマスク氏批判を含めて伝えた。
https://nytimes.com/2023/08/02/world/africa/south-africa-kill-boer-song.html
New York Timesの記事に怒ったマスク氏は、不買運動を呼びかけ。その後、New York Timesなど複数のWebサイトへの遅延措置が始まった。
https://twitter.com/elonmusk/status/1687520435825745920
感想:
南アフリカの白人を怒らせる掛け声が、イーロン・マスク氏を直撃した。それをたしなめるNew York Timesの記事に逆ギレ、不買運動を呼びかけ遅延措置を取った。イーロン・マスク氏は南アフリカ出身。そして彼は極右・白人至上主義との親和性を隠さない。