Lenski, Gerhard E. (1967) “Status Inconsistency and the Vote: A Four Nation Test,” American Sociological Review, Vol.32, No.2, pp.298-301.

〈Abstract〉
「オーストラリア、英国、カナダにおける投票行動の25の全国調査は、職業階級と社会−宗教的集団の間の地位の非一貫性がリベラルないし中道左派の傾向を増加させるという命題に対して、21の事例で支持を与えている。英国はそのパターンの例外であるように思われ、英国人口の相対的に同質の宗教構成と、その結果として社会−宗教的集団の地位が目立たないことを反映している」p.298.

「非一貫性がリベラルないし中道左派の政治的傾向を強めるという仮説が、4カ国の25のうちの21の検定で支持される」pp.299-300.

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カナダでは、地域をコントロールすると非一貫性の効果はさらに強まる。pp.300-1.

「フランス、ハンガリー、ラテンアメリカの一部のような多くの国々では、カトリックは政治的意味でのみ支配的で、1人当たりの所得のような経済的基準に基づくと、プロテスタントがカトリックを明らかに上回ってきた。そのような状況では、いずれかの集団がより高い地位を享受していると言うのは不可能だ。つまり、地位の非一貫性の効果についての予測をするための論理的基盤がない」p.301.

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