『物語 分水路―信濃川に挑んだ人々』田村 喜子
信濃川河川事務所のYouTube動画を見て、大河津分水のことがもっと知りたくなり、調べてこの本を見つけた。この本は信濃川の大河津分水の開通がメインではなく、そのあと分水路の可動堰が壊れ信濃川が……!水田が……!という小説だった。実際に起こったことが題材になっている。大河津分水の開通の説明も出てくる。
大自然をコントロールしようとすることの難しさと、災害を克服してこそ住民の生活が成り立つのだということをひしひしと感じた。主人公宮本を通して土木の仕事の人間社会への貢献の大きさを知ることができた。
#読書メーター
https://bookmeter.com/reviews/123344904
この作者の方は実際の土木建築物に関する題材の小説を書いているようだった。他のものも読んでみたい。
旅行で新潟のみなとぴあに行ってからいろいろ信濃川について調べて大河津分水路のことを知った。横田切れ等の展示があった。河川事務所のYouTube動画は興味深かった。いまの越後平野のお米や日本酒があるのはこの分水路で洪水が起きないようにコントロールできるようになったかららしい。地図の川のここの部分人間が掘ったの、すごすぎる。信濃川でかすぎる。