感想日記
ルドルフが岐阜に帰ってきて、そうしたら同じような黒猫が自分の代わりに飼われている……
ルドルフ恋しさに同じ名前をつけているリエちゃん一家…… 1年帰ってこなかったから……リエちゃんのお家では一匹しか猫を飼えないから、もう会わずに逃げるように帰る…… 自分こそがルドルフであるとも言わずに……
ってのが切なかった。でも誰も傷つけることなく自分の中に仕舞って帰るのたくましいネコだ。
飼い猫・のらねこのアイデンティティが揺らいでいるのも、リエちゃんの飼い猫でありたい自分がいたからで…… その忠誠心?帰属意識?帰巣本能?みたいなのが簡単には消化できないよね。
でも児童書なので終わり方は前向き。