綾辻行人「深泥丘奇談・続々」(角川文庫)を読んだ。
[kadokawa.co.jp/product/3219030…](https://www.kadokawa.co.jp/product/321903000342/)
面白くなかった!
京都に住むミステリ作家が様々な怪異に遭遇する連作短編集の第三作目であり、完結編。
1,2作目も読んでおり、全然面白くなかったけども最終作で何か印象が変わるかと思って期待したが、そのまま面白くなかった
幻想怪奇的なお話になっているが、短編で短いこともあったし、短話の終わりに怪奇を曖昧なままとしているから、怪奇がそのままホラー的な恐怖に全然繋がらなかった。
多分この深泥丘という舞台装置が好きな人は合うのだろうなぁ
今日はかなり本を読んだので、買ってきた「ジェルでひんやりアイマスク」をつけてみたのですが、少しも経たないうちに冷たさを通り越して痛すぎるのですぐ外してしまった🥲
@tyorutyoran
私も映画は完全に終わるまでは見るタイプで、映画だと自分のペースで見れない分、「何かあるのでは」って期待を少し持たせるように気にさせられるのがまた小説と違って良いですよね⭕️
@erin@misskey.soda-net.com
同志の方がいて嬉しいです!
上手く言語化するのは難しいですが、例えるのであれば「戦争に行く道中で逃げ出したか、戦争を乗り越えて生き残ったか」みたいな差異があると思ってます笑😆
少し毛色が違うかもですが、昨今では使い古されて珍しいタイプの最後まで読んでちゃぶ台返し的な作品もありますしね:ablobcatnodfast:
(それ自体がネタバレになっちゃう系)
@tyorutyoran ご丁寧にありがとうございます!☺️
お邪魔にならなければ、どうぞフォローいただければと思います😚
小説の感想で「面白くなかったから途中で読むのをやめた」が一番嫌いな人間なので、いくら読んでいてつまらない作品でも最後まで読んでから「あ〜面白くなかった、ゴミ!」って言うようにしているって周りの人に言うと不思議な顔をされる
澤村伊智「さえづちの眼」(角川ホラー文庫)を読んだ。
https://www.kadokawa.co.jp/product/322104000680/
比嘉姉妹シリーズ初の中篇集、タイトルの「さえづちの眼」含む3遍が収録されていた。
良くも悪くも普通のホラー小説だったかな、安定していたとも言う
個人的には「さえづちの眼」は中々面白かったと思うが、他2編は正直普通だったかなぁ……
「さえづちの眼」は舞台となる郊外にある名家・架守家で起こった一人娘の失踪事件の一部始終を前半に勤めていた家政婦の手紙調で描くことにより、一定の恐怖感を煽り、更に解決編となる後半で二転三転した後にしっかり怪異以外で片付けられない終わり方をしていてホラー小説としても締まっていたのが面白かった
このシリーズも短編集続きだったが、単行本で長編も新たに出たと言うことで文庫化を楽しみにしております
一昨日の帰り道にふらっと書店に寄りまた買ってしまった
・月原渉「すべてはエマのために」(新潮文庫NEX)
・永瀬さらさ「悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました 11」(角川ビーンズ文庫)
・soy「勿論、慰謝料請求いたします! 6」(ビーズログ文庫)
ラスボスや慰謝料など、やっと最新刊に追いつけた
大島清昭「影踏亭の怪談」(創元推理文庫)を読んだ。
http://www.tsogen.co.jp/sp/isbn/9784488451219
いやぁ〜、面白かった
文庫化を待望しており早速読んでみましたが大当たりでした🎯
直近で読んだ中だとトップレベルにお勧めです
民俗学の知見を生かしたルポ形式の作品を発表している怪談作家の呻木叫子を探偵としたホラーミステリーのシリーズ一作目。連作短編集となっており、ちゃんとそれぞれのお話が怪異と論理で成り立っているのが良かった
また実は全てが繋がっており、一つの怪異の元が炙り出される結末は純粋にすごいと思いました👍
読後感としては、面白かったのは勿論のこと非常にホラー×ミステリーとしてのバランスが良かった。怪談を調査して行くうちに怪談に倣った、または超常的な殺人事件が起きるのだが、そこに介在するトリックは論理で綺麗に解き明かすし、殺人事件の元となった怪談は怪談として扱われている分別がとても良かった 👍
終わり方的に続きは出なさそうですが、シリーズ2作目(時系列で言うと今作の途中で遭遇した怪談?)も単行本では出ているようなので文庫派の私としては文庫化を心待ちにしようと思います😊