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三津田信三「十二の贄 死相学探偵5」(角川ホラー文庫)を読んだ。

kadokawa.co.jp/product/3215070

死相が視える探偵・俊一郎のもとに、遺産相続殺人と思われる事件の捜査依頼が舞い込む。莫大な遺産の配分を指示する遺言状には、相続人の生死で取り分が増減する異様な条件が記されており――。
(あらすじから引用)

結構なゴリ押し展開を感じたなぁ……
またもや遺産相続と遺言状から齎された奇妙な相続条件に纏わる連続殺人事件&誘拐事件。

殺人事件が始まり、さまざまな伏線が展開される中駆け足気味に終盤の解決パート、序盤に比べて複雑な血縁関係と一族が関わる事件パートから終盤まではホラー要素もおまけ程度の役割になり補助的なものになっていて少し微妙でした。

後は俊一郎×曲矢で謎のBL要素まで介入してきて一体このシリーズはどの路線にアプローチしているんだと少し混乱も感じた。
そろそろ本格的に黒術師のパーソナルなどが明かされてより一層ラストスパートに近づいてほしいところ、同じようなことしか続かないので中弛みを起こしている。

 

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