三津田信三「六蠱の軀 死相学探偵3」(角川ホラー文庫)を読んだ。
https://www.kadokawa.co.jp/product/200911000543/
東京近郊で、若い女性の連続殺人が勃発した。第3の被害者が出た直後、「六蠱」と名乗る犯人からの犯行声明文が。刑事曲矢からの依頼で、死相学探偵弦矢俊一郎が事件に挑む。
(あらすじから引用)
まぁまぁ面白かった。
「六蠱の軀」という陰惨な儀式に纏わる犯罪事件の捜査協力をする場面から始まり、合間に挟まる犯人の独白パートから推理お披露目シーンなどホラー要素とミステリ要素が上手く合わさっていて良かった。
今巻はホラー要素や死相が見える故の要素はあまりなく、ロジカルに事件を解いていく様や他人との関わり方が上手くなっている様子など、俊一郎の探偵として成長が見られた巻でもあり、今後の黒術師との対決が更に楽しみになりました。