横溝正史「死仮面」(角川文庫)を読んだ。
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昭和23年秋、「八つ墓村」事件を解決した金田一耕助は、岡山県警へ挨拶に立ち寄った。ところがそこで、耕助は磯川警部から、無気味な死仮面にまつわる話を聞かされる。東京で人を殺し、岡山に潜伏中の女が腐爛死体で発見され、現場に石膏のデスマスクが残されていたのだ。デスマスクはいったい何の意味なのか。帰京した耕助は、死んだ女の姉の訪問をうけ、さらに意外な事実を聞いて、この事件に強い興味をそそられた。
(あらすじから引用)
まぁまぁ面白かった。
金田一耕助の中編一つと短編一つ、金田一耕助のどこか抜けてる名探偵像と今回の相棒役の澄子さんの聡明さが魅力的でした、女性のデスマスクの謎など先が気になる題材が揃っていて良かったです。いつもよりも金田一耕が優しく格好良く感じるのは女学生効果か……
「上海氏」の方では、金田一耕助が出てこず、ある程度先の結末が想像できてしまう分、少し哀愁漂う終わり方となっており短編集ながらも楽しく読めたので⭕️