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泡坂妻夫「ダイヤル7をまわす時」(創元推理文庫)を読んだ。

tsogen.co.jp/sp/isbn/978448840

暴力団・北浦組と大門組は、事あるごとにいがみ合っていた。そんなある日、北浦組の組長が殺害される。鑑識の結果、殺害後の現場で犯人が電話を使った痕跡が見つかった。犯人はなぜすぐに立ち去らなかったのか、どこに電話を掛けたのか? 犯人当て「ダイヤル7」など7編を収録。貴方は必ず騙される!
(あらすじから引用)

全短編安定して面白かった。
短編集ながらも丁寧な作りになっていて、犯人当てから死体の謎まで様々な題材で面白いトリックが描かれており、読みやすい文章だったのでとても良かった。
登場人物の背景や思考がどの短編でもユニークで面白く、その中に伏線や手がかりなどが上手く散りばめられており、泡坂妻夫らしいユーモアさなどが散見されておススメしやすい短編集でした。
令和の今復刊して現代の若い人がダイヤル式電話機とか分かるのか少し不安なところ(笑)

 

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