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大沼紀子「真夜中のパン屋さん 午前3時の眠り姫」(ポプラ文庫)を読んだ。

poplar.co.jp/book/search/resul

午前3時――真夜中にオープンする不思議なパン屋さんに現れたのは、ワケアリ男女の二人組。 居候女子高生の希実は、彼らが抱える不穏な秘密によって、不本意ながらも、またまた事件に巻き込まれていく。 降り止まない雨の中、希実の過去に隠された謎が明らかに……。
(あらすじから引用)

毎巻新しい濃いめのキャラクターが出てきて、希美やブランシェリークレバヤシを中心として展開される少し切なくてハートフルな物語で良かったです。

特にソフィアさんの詐欺と恋愛周りのエピソードが暖かすぎて個人的に好きだった。
急転直下ドミノ式に物語も色々な方向に動き出して、希美の過去も判明し、今回の話の根幹である「家族」というのは関係値であり、呪いであるというのも言い得て妙だと感じました。
遂に母娘の再会が次巻では実現しそうだが、果たしてそれがどうパン屋組と関わってくるのか、楽しみです。

 

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