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成田良悟「デュラララ‼︎×9」(電撃文庫)を読んだ。

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「情報屋だかなんだか知らないけどさ。ちょっと目立ちすぎだよね、折原臨也さん? ──でも、もう二度とお仕事とかできなくなるしねえ」 東京・池袋。少年少女たちが歪んだ友情の中で抗う中、折原臨也の許に一つの依頼が舞い込んだ。それは闇カジノの裏を探るというもので、その結果、暗躍する臨也を狙い複数の組織から目を付けられてしまう。あげくついに監禁されてしまうのだが、魔の手はさらに双子の妹たちまで伸びていき……。 不敵に嗤う情報屋が手にした真実とは? 臨也の過去に何があったのか? そして、新羅を看病中の首無しライダーは──!?
(あらすじから引用)

珍しく折原臨也を中心としたお話。新羅と臨也の過去編も差し込まれて、いつも周りからちょっかいをかけ、渦中にはいない観察者の臨也とは違う観点だったので面白かった。

普段セルティと関わる新羅しか語られることしかないので、臨也から見た唯一の友達と呼べる新羅が異質から見た異質といった感じで際立っているのも見方を変えたからこそで良かった。

終わり方的にも臨也はハメる側の方が似合ってるような勢いで掌の上で全てを転がしているのが、ある種気持ち良かった。

 

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