藤木稟「バチカン奇跡調査官 終末の聖母」(角川ホラー文庫)を読んだ。
https://www.kadokawa.co.jp/product/201112000091/
メキシコのグアダルーペ寺院に、枢機卿の代理として派遣された平賀とロベルト。式典の挨拶だけのはずが、突然宙に浮いた十字架が目の前に現れた。奇跡を目の当たりにした彼らは、調査を開始する。
(あらすじから引用)
まぁまぁ面白かった。
メキシコの宗教観なども絡み、かなり壮大な物語になっておりました。平賀・ロベルトのコンビが奇跡調査をシリーズに倣って今巻でも行っていたのですが、巻を追うごとにトンデモな化学/論理になっており、思いもよらない部分として楽しむことができました
今作から登場したローレンの代わりであるチャンドラ・シンに対してもっとフォーカスが当たると思ったが、あまり主軸にはなっておらず少し残念。ただ最後の展開を見るに次巻からは伴っての行動が多くなりそうで楽しみ
後は今作に限らずロベルトに起こっていた宗教絡みの部分は十分奇跡だと思うのですが、奇跡ではないんですね……という感想