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鈴森琴「忘却城 鬼帝女の涙」(創元推理文庫)を読んだ。

tsogen.co.jp/sp/isbn/978448852

死者を蘇らせる術で発展した亀珈王国。名付け師が居を構える霊昇山に、死者の代弁機関、夢無鵡予言院から使者が訪れる。二十四大鬼の一体に不穏な動きがあり、退魔を要請したいというのだ。名乗りをあげたのは百人の御子のひとり、才はあるが病弱な千魘神だった。同行するのは、牢から放たれ、霊昇山に身を寄せる王族殺しの大罪人・曇龍。果たして大鬼退治は成功するのか。
(あらすじから引用)

結構面白かった。
流麗な文体で幻想的な世界観は相変わらずで良かった、今回は曇龍にスポットが当たり魘神などの特徴的な新しい登場人物が、また一巻とは違う個性があり楽しく読めた :ablobcatnodveryslow:

前半から曇龍のお話とテオドラの話が同時に進行していたが、それが過去と現在で一気に結びついた瞬間も良かったし、また曇龍の印象が一巻とは変わるような魘神との関係性や、バトル要素などもありつつ裏では陰謀や駆け引きが渦巻いているのも物語として面白かったです :ablobowo:
三作目も今から楽しみになりました 😊

 

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