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横関大「仮面の君に告ぐ」(講談社文庫)を読んだ。

bookclub.kodansha.co.jp/produc

涌井和沙は、目を覚ますと病院のベッドにいた。戸惑っているうちに、「モリさん、目覚めたんですね」と看護師から声をかけられる。沸き起こる違和感に鏡をのぞいた和沙は驚愕する。そこに映っていたのは赤の他人――森千鶴だった。意識はそのまま、身体は他人になってしまったことにパニックになった和沙は、恋人の慎介を頼ろうとするも、慎介は自分に気づいてくれない…。胸が潰れそうになる中、追い打ちをかけるように新たな事実が判明する。一年前、涌井和沙は何者かに殺害されたというのだ。千鶴の弟・潤の力を借り、少しずつ事態を把握していく和沙だったが、なにやら慎介が不穏な動きを見せ始め…。
(内容紹介から引用)

うわぁ〜〜、面白かった。
本当に最後の最後でぶん殴るような読後感で圧倒してくるタイプの作品だった。
また新しい横関大の魅力に取り憑かれてしまった。
何も言えないけど、読んでみてほしい作品。

相変わらず読みやすい文体に登場人物たちに関わる一つの本筋の事件が周囲の様々な事物と関わって最後にまとめ上げる手腕が上手く、安心して読めて良かった。
あまり内容に突っ込み辛い部分はあるものの結構面白かったです。

 

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