2/2 BTについて
ただ、ここでの復興はあくまでも健康で文化的な最低限度の生活レベルの話なので、安全に歩けるとかライフラインがあるとかそういうことは保障するけど、近代的な商業施設があるとかきれいなハコモノが建つとかは公がやることではないとも考えている。生活を守ること復興することは、きらびやかで便利な生活が保障されることではない。
現代人の傾向として、その結果、過疎→人口ゼロの土地は増えていくだろうし、公は最後の最後までその支援をして、ゼロになったら原野にかえっていく。どうせ人口は勝手に減っていくので、利便を求めれば大半は集住を選ぶことになる、あくまでも自己決定による傾向として。今すぐではないけれど、いずれはその時々の日本が選んだ土地に集住体制ができ、原野が増え、環境バランスはとれるだろうと思う。それは仮に東京が海中に没したってそうだろうと思う。
公がここに住みなさいこっちは復興しないと決めるのではなく、皆が選んだときに支援を打ち切る。選ばなかった人も最後まで最低限度を保障される。最低限度の保障は最低限度の公の責任。その上で、「住みたくなる場所」をつくり、他の地域からの人を誘導したり、公の支援を維持できるように再編したりことが政策の手腕といえる。