ぼくがDBハマり直して一番思ったのは、悟空とブルマの関係よりもブルマというキャラクターの自立した態度振る舞いと、他の女性キャラクターたちについても「女性」ではあるが一律ではなかった点だった。友達と一番共感したのは、ブルマが「年をとっていく」ことをきちんと描いていることだった。少女から青年へ、そして大人になり老いていくブルマはその社会的な立場できちんと姿が変わっていった。若きは美しく老いは醜くでしか女の経年を描けない漫画家が多いと感じる中で、ブルマと、そしてチチはきちんと年をとっていた。確かにメインキャラクターには男が多いが、女たちの生き方もそれぞれあって、鳥山明のDBのそういうところが好きだ。
この文章は何よりONE PIECE FILM REDでぼくが散々憤った件についてがよく書き表されている。Adoは見事だったしウタも嫌いじゃないがあまりにも「愚か」にされていて、腹立たしかったのが思い出された。