ビヨンセの近作が良いのは「お寿司って美味しいね」みたいな話なのは俺も思うんだけど、近隣住民とか寿司通の金持ちとか基本的に特定の層を相手にする寿司屋と違って、幅広い不特定多数を相手にし、しかし批評的にも成功を得るためには尖った要素やコンセプチュアルな打ち出しもしなくてはいけなくて、というポップミュージックの中で「お寿司って美味しいね」をやる難しさを思うと好みはとにかくとしてビヨンセはやはり偉大と思うんだよな
タジタジさんの喩えに固執して意味わかんない言い方になるけど、寿司屋で「お寿司って美味しいね」をやるのは、まあ簡単じゃないだろうが一定のプロセスを経て一定のセオリーを踏めば辿り着ける世界な気はするんよな、でもポップミュージックは一等地に店構えて金銭的バックグラウンドを揃えて名店で修行し仕入れのルートを確保しても、商業に阿り過ぎたりアーティストとしてのエゴをコントロールできなかったりで「お寿司ってくそ不味いね」になるのもザラなので