情感多き俳句
情感を入れたくなってしまうのだろうな、俳句。私個人は、情感は減点してしまう……。叙情、苦手……。
現代では、叙情に対し、共感で「うんうん、わかる!!」というコミュニケーションが人気なのだろう。でも、私は苦手だし、芸術性が低いとも思っています……。
この勧告の意味について考えるためにも、やはり朝日の記事が役に立ちます。国際人権法の専門家、谷口洋幸さんへのインタビュー。
これもプレゼント機能を使ったので、11月2日0:00 まで全文無料で読めます。
谷口さんが語るように、以下の事実を確認する必要があります。
・日本国憲法は、98条において「日本が締結した条約や国際法を誠実に遵守する」としている。
・日本は「女性差別をなくす」という理念にコミットし、女性差別撤廃条約を批准している。
➤ よって女性差別撤廃条約は法的な拘束力をもつ。
・国連女性差別撤廃委員会は、そうした女性差別の撤廃のために必要な法制度や施策について、総括所見(勧告)として具体的な提案を行う。
これらを踏まえれば、「勧告に法的拘束力はない」といって簡単に片づけることなどできないのは明らかだろう。日本が条約を順守するために必要なことを、委員会は具体的に提言しているのだから。
https://digital.asahi.com/articles/ASSBL36Q0SBLUTFL00RM.html?ptoken=01JBHHFBH9FC3P4VHVNJ4V43M1
来月からの目標は、酔っているときにスペースに入りたがらないこと、入らないこと。
和泉悠『悪い言語哲学入門』(筑摩書房、2022)読了。
日常に溢れる「悪口」や「悪い言葉」に焦点を当て、それらの言葉が持つ意味や機能を、哲学的な視点から深く掘り下げる。
意味の外在主義においては、ことばの意味――どの語句が何を指示しているか――は公共的で客観的な事実であり、個人がコントロールできる範囲を越えている。よって「差別の意図はなかった」は謝罪になっていない。
「言語使用の第一義的役目は、心のメッセージを相手に伝えることだ」と考えるのは神話的。
権力の序列関係などが発言の評価に決定的な影響を与えるため、広い文脈・背景をしっかり考慮に入れるべき。
著者は「ヘイトスピーチ」に対して、自主的に特定の語彙の使用をやめる、規則として特定の表現を制限するといった制約を、十分に正当化できる場合もあるという。
ユーモアをたっぷり混じえた文体ながら、「意味論」などにも接することのできる本で、学びも多かった。「意味論」はもう少し勉強してみたい。
昼御飯はフォー。トムヤム味、レモングラスとライムの爽やかさが美味しい……。
#幻聴と闘う晩御飯 昼御飯Ver.
俳人・岡田一実。俳句とか考えごととか。美味しかった話とか、読んだ本の記録とか、香水(主に量り売り)とか、旅のこととかいろいろ揺らぎつつ。幻聴があり、人生はだいたい徐行。リブ返しはちょっと苦手。体調によっては返せません。
HAIKU,for its own sake. she/they
句集に『境界ーborderー』(2014)、『新装丁版 小鳥』(2015)、『記憶における沼とその他の在処』(2018) 、『光聴』(2021)、『醒睡』(2024)。単著に『篠原梵の百句』(2024)。