『SUPER HAPPY FOREVER』伊東か熱海?が舞台なんだけどめちゃくちゃフランスのバカンス映画ぽい。
フィクションに出てくる奇跡みたいな夜はそれだけでグッと来るものがあるけど、その前フリとしてクソみたいな夜があるので更に引き立ってた。
妻の凪が死んで傷心の主人公を中心としたパート(2023年設定)の後に主人公と凪の出会いを描くパート(2018年設定)が続くという構成になっているんだけど、凪のちょっとした仕草とか話し方とかが本当に魅力的で尋常じゃなくかわいい。かわいいくてテンションが上がると同時に「でも死んでるんだよなぁ……」となる。
凪の不在だけでなく、5年の間に失われたものがずっと背後にある感じなのが良かった。
あと、撮影場所に元からあるものを活かした映像ギミックの使い方がおもしろかった。