ただ、コロナが始まった時の世界的なパニックの中で、まともに脳みそ使える人間なら誰でも気がついたのは、確かに貧困層が一番の犠牲者になるのは間違いがないけれど、
その貧困層をそのまま放置してしまえば、いかな大金持ちといえども、その感染症の蔓延る社会の中で警戒して暮らさなければならないし、実際に感染して命や健康を損なう可能性も、放置すればするほど高くなるってことなんだよな。
コロナのような感染症は、公衆衛生の必要性を私たちに迫って、それまでの先進国が忘れていたような「社会」というものの存在を嫌でも思い出させる方向に圧をかけてくる。
まぁ、今の日本では、いまだにそれを理解出来ていない人が大半のような気はするけど、理解出来なければできないほど、その時間が長引けば長引くほど、いくらそれを否認し続けたところで、現実には、社会活動は損なわれ、経済も停滞し、確かに経済力などで程度の差はあるけれど、誰もが命の危険に晒され続ける。
私たち人類は皆んな繋がっているんだと、誰かを切り捨てて幸せになれるというのは残念ながら幻想なんだと、コロナのような感染症は、嫌でも見たくない「残酷な」現実を突きつけてくる。
From: @Cement_Thing
https://fedibird.com/@Cement_Thing/113717855024524987 [参照]