食料品の消費税ゼロは、気持ちは分からなくはないのだけど、何だかどうしてもそこにポピュリズムの匂いを感じてしまって(訴えているメンツを見ても)、本当にそういうことで良いのかなぁという気持ちにはなるんだよなぁ。
「とにかく今すぐ少しでも」という切実さは、私にしてもそうだし、十分に分かるんだけど。
最近ますます、社会全体のことをしっかり考えて、将来も含めて安定して仕組みとして弱者を守る社会の構築ついて考える…みたいなことと、ポピュリズムって、本当に相性が悪い気がするのよね。ポピュリズムは、大衆の「今だけここだけ自分だけ」と相性が良い。または新自由主義と相性が良いと言っても良いのかな。
「分かりやすくて安易」とでも言いますか。
欲求不満をすぐに解消してくれると言うか「良い人」に尻尾振って付いてって、本当に大丈夫?というか。
例えば、「公衆衛生のためのやむを得ない縛り」みたいなものと、ポピュリズムって、うんと相性が悪いのよね。
だけど、例えば「コロナは終わってない」という、皆にとっては不愉快極まりない現実について、目を背けずにいてくれる政治家でなければ、信じられないじゃん、って話で…。
でもポピュリズムの世の中ではそういうのは皆の不興を買いがちだから、政治家もそういうのをかけがち。
それで本当に皆んな良いの?って話で。